2011年5月23日月曜日

鉄研:春新歓旅行記 (2011:5/22)

春の旅行記とみのりんのレポート、それに加えて夏合宿~アフタストーリー~を先に上げるべきなのでしょうが、記憶が薄れない内に上げる方がやはり望ましいので、あえてこちらから。
某部員にせっつかれてしまったものでw

昨日は鉄研の新入生歓迎旅行(巡検?)ということで、富士急行の方へと行ってきました。
ということでその旅行記をどうぞ。

一度立てたプランが「ホリデー快速河口湖」の運休というトラップによって潰れつつも何とか行程を練り直し、予定通り富士急行方面へと向かうことになりました。

いつも通り小田急線で新宿へ。新百合ヶ丘から乗った急行は幸運にも新宿側が5000形。
……普段の通学時の癖で、中央線ホーム集合、しかも要弁当調達にもかかわらず先頭車両に向かって歩くという謎行動をしてしまいました。車内では某氏に借りたライトノベルを読み進めます。

新宿からはあらかじめ購入しておいた「河口湖・山中湖セレクトフリーきっぷ」を使用します。
弁当屋に行けば誰か居るか?と思いつつ向かうも、誰も居らず。とりあえずホームに移動するとteamkeroroくんを発見。その上でもう一度食料調達に向かってみると、マスカット先輩とさだばさしくんに遭遇。食べたことが無いので、とりめしを購入してみることにしました。

新宿→立川:JR中央快速線 ホリデー快速おくたま/あきがわ

新宿から乗るのはこの列車。大月まで移動するにもかかわらずあえてこの列車をチョイスしました。
少しでも面白いものに乗りたいということと、新宿始発で座りたかったためです。
今時のフルカラーLEDの情報量は凄いものですね、本当に。

さて、列車はゆっくりと出発。先行には快速が走っていることもあり、走りは流し目のものです。
座っていた209系ファンくんの席を青梅特快くんがHacking to the seatしたりしつつも、
列車はそんなことお構いなしに進んで行きます。

新宿・中野・三鷹と各駅である程度の集客をしていくのに結構驚きました。それもあくまで一般客が乗ってくることに。
「ホリデー快速」をわざわざ名乗る意味があるのかどうか……w。
立川で下車。後続に居る中央特快へとお乗り換え。

立川→高尾:JR中央快速線 特別快速

特快ただし各停区間。そして立川を出発した辺りで車内放送が入りました。「~…武蔵小金井駅で人身事故が発生しました影響により、ただいま上下線で運転を見合わせております。運転再開見込みは9:10を予定しております。」……まあ、何が出来るわけでもないので普通に進みます。
上下線で見合わせと放送しつつも列車は西八王子までは進みました。
しかしここで再び放送が入ります。「~…ただいま高尾駅のホームが満線のため、この列車は当駅でしばらく停車します。なお、高尾で接続します小淵沢行きになる列車も、ただいま相模湖駅にて停車中です……」まさかの高尾満線。来る際には八王子の中線が空いていたのでそこまで動かせよ……とか思いつつ、ここで40分ほど待ちました。

そして放送での予測時間ごろに復旧。高尾では対面に居た小淵沢行きに無事乗り換えます。
余裕を持っていたので、富士急行の乗車予定列車にもなんとか間に合う列車に乗ることができました。

高尾→大月:JR中央本線
高尾から路線名表記が変わっているのはなんとなくです。E233がわらわら乗り入れる今でも、個人的には「中央線」と「中央本線(東線)」の分水嶺は高尾だと思います。以前知り合いにそれを言ったら「中央線の終着駅は大月です(キリッ」と言われたこともありますがね。

幼少のころから里帰りに使用していた路線なのですが、普通列車でたどるのは初だったのでちょっと新鮮でした。車内は登山客らしき人もちらほら見えつつ、そこそこの混雑。
山梨県内利用者第二位←の上野原の独特のホーム構造を学んだりしつつ、風景を眺めていました。相模湖駅の所在地が「相模原市緑区」っていうのはある意味現実が見えていますよね!
四方津で後続の特急を待避した際に撮影。長野色の115、いいですよね。
そして大月に着くと既に富士急発車の2分前。部員一同はダッシュを強いられるのでした。

大月→禾生:富士急行線
大月では改札を入ってすぐの所に居る車両に向かうもドアが開かず……あれ?と思っていると。
どうやらその列車はただ止まっている回送列車だった模様。同じ線路でも、ホームの先端に居る列車こそが乗車すべき列車でした。
鉄研部員だけでなく他のお客さんも皆ダッシュをしつつ、なんとか乗車出来ました。
車内では転換クロスに感動していると……いきなり隣駅の上大月を通過。普通列車でありながら通過ということで少々驚きました。車内では駄弁りつつ、10分程で禾生に到着しました。

さて、禾生で降りたのは何故かというと……「リニア実験センター」に向かうためです。
今も話題のリニアモーターカー。休日は走っているところを見ることは出来ないそうなのですが、
こんな時でもないと行くことも無いだろう、ということで訪問してみました。
駅からは15分ほどかかりました。夏のように暑かったですね……。

ということでこちら。外壁に既にリニアが居ますね。
内部にはリニアの仕組みなどの説明と、実際に走行しているリニアを見学できる展望台、グッズや地元特産品を売っている売店があります。正直なところ、もっと何もないかと思っていました(
結構充実していましたが、30分とかからずに見終わってしまうという位でしょうか。
中ではリニアモーターカーのポイントの仕組みについて話したりもしていました。
ポイントの部分だけはセクション的なものになっているんでしょうかね?

中を見たあとは外へ。こんなものもありました。
リニアの車内モックアップです。液晶では3分程度のPV(走行動画?)的な物が流されていました。
荷物入れの形状(ロック式)や、窓の小ささから、リニアは鉄道と飛行機の中間という印象を強く受ける車内でした。

見学を終えた後はローソンに少々立ち寄って涼んだ後、禾生駅へ戻りました。
禾生にて撮影。ちなみにこの近くには富士急の有名撮影地である橋梁もあります。
列車を待っている間の、SO8500くんの地元客オーラが異様でした……。
あと、この2両対応のホームに朝夕はE233がどやっと入ってくることが想像出来ませんでしたね。

禾生→下吉田:富士急行線
続いては下吉田駅に移動。最近の富士急さんは観光客を招き入れるために様々な方策を打っていますが、この駅もその一つと言えるでしょう。
駅舎はかの有名な水戸岡氏のデザイン。また、この駅ではブルトレ客車と貨車が静態保存されています。ということで我々はとりあえずブルトレ車内へ……。
到着したのが13時ごろ。本来は13:30から車内を開放しているそうなのですが、ご厚意で少し早めに開けてくださいました。ありがとうございます。


さて、これがくだんのブルトレ客車です。非常によく手入れされているなー、と感じ、嬉しくなりました。ヘッドマークは「富士」。ちなみに側面の幕は「富士|西鹿児島」でした。富士急行ですからね。ちなみに横にあった解説のボードによると、戦後の2か月間だけJR直通の急行として富士急行線内に「富士」という愛称の列車が走っていたそうです。
また、所属車両区についても国鉄時代のものになっていたり、「富士急行」になっていたりと、芸が細かかったです。


そして車内で昼食タイムとしていると……。外では大雨が降り出しました。ブルトレが開いていなかったら、その外のオープンテラスで昼食を食べる予定だったので、雨の直撃を受けていたはずです。
重ね重ね職員さんに感謝です……。
ちなみに始めてブルトレの上段寝台に乗ったのですが、案外落ちそうになくて少し安心しました←。

食後は窓際の格納椅子で黄昏る人ごっこをしながら写真を撮ったり、ハイケンスのセレナーデを流してみたりと遊んでいました。非常に愉快な一時でした。

そしてその後で貨車の方も少々見に行ってみました。
わふーっ!……おっと取り乱しました。
この貨車は「富士急行」となっていますが、「富士山麓電気鉄道」となっているものもあり、
歴史を感じさせますね。(復元したものかもしれませんが……)

下吉田→富士吉田:富士急行線

2駅移動して富士吉田へ。ここで降りた目的は、「富士吉田」の記録です。
この駅、今年の7月からは「富士山」駅と改称されてしまうことが決まっています。
ということで改称前に訪れてみました。
個人的には、「富士山」駅というのは「とうきょうスカイツリー」駅と非常に同じものを感じ、正直なところあまりいい駅名とは思えませんw 観光案内、アピール的にはよいのでしょうが。

富士吉田には5階建てのターミナルビルも併設されています。地方私鉄のターミナルビルと言えば
テナントが出て行って衰退してしまっている場所が多い、という印象がある中、
ここはそのような雰囲気をあまり感じさせませんでした。
東京方面へのバスターミナルも併設している交通の要衝である、というのはやはり大きいのかもしれません。
こちらは駅名標。フォントが独特の雰囲気を醸し出しています。
発車案内の液晶ですが、今一つセンスが感じられません(ぉ
地鉄立山のものが中々いいセンスをしていたので、どうしてもそれと比べてしまいました。
ただ、右の方に出てくる大月駅での乗り換え案内は非常に有益な情報だと思います。

さて、時間が少々あったので……
車内から見かけたこんなものを撮りに行ってみました。マスカット先輩、青梅特快くん、209系ファンくん、さだばさしくんと連れだって移動。柵が何も無い場所だったので、ひょっとしたらうっかり不法侵入してしまっているかもしれません。申し訳ありません。
さて、この169系は…… 部品取り用車両のようですね。後でまた車内から見たら片側のライトは既に取られているなど、結構残念な状況になっていました。

富士吉田→河口湖→大月:富士急行線 フジサン特急
さて、富士急行線完乗を目指して終点河口湖へ向かいます。
富士吉田~河口湖間の利用のみなら特急料金不要ということでフジサン特急に乗車します。
そして驚く……なんでしょうかこのシートは!?
まずピッチ。異様に広いです。並のグリーン車より広い気がしました。圧迫感が一切ありません。
次に幅。向かい合わせにして足を伸ばしても反対側の座席に足が届かないというのが驚き。
とどめに傾斜角度。夜行高速バスと同程度、もしくはそれ以上に深く倒せます。
……これで新宿まで帰りたいな、と思いつつ一旦河口湖で下車します。
 河口湖にて撮影。外観は正直なところ残念感が否めないのですが……。内装が素晴らしすぎるので気にしません!。
あ、一つだけ。
こっち側の顔の富士山がスライムにしか見えませんでした。口を開けたスライム。
実際に見ると雪の部分が完全に地色の白に同化しており、一層その印象が強かったです。

さて、河口湖では雨に降られてしまっていたためあまり行動は出来ず。
ここ河口湖は夏に茅原実里さんのサマーキャンプが行われる際の最寄り駅であり、富士急行では「voyager train みのり号」を運転するなど、鉄道好き兼みのりすとの自分としては垂涎もののことを行ってくれています。イベントの際には立て看板があったりしたらしいのですが、当然あるはずもなく。
……もう一つの部活の全国大会が全力でサマーキャンプをブロックしてくれるので、大学生になったら是非富士急行を使って来たいところですね。
ちなみに呟いていたら「もうサマーキャンプはいいから!」って某氏に突っ込まれました。

そうそう、河口湖駅もバスターミナルが併設しており、富士急行の路線バス・高速バスが発着する富士五湖玄関口となっているのですが……、新宿まで高速バスだと1700円で行けちゃうんですね。
大月まで1110円もかかるのに!(
以前この会社の輸送業はバスが本業、ということをどこかで聞いたことがありましたが、
まさにそういった印象を受けました。

さて、そんなこんなでトンボ帰りでフジサン特急に乗って大月に戻ります。
ホリデー快速の運休もあり、河口湖で自由席は埋まってしまいました。
富士急ハイランドで乗ってきて富士吉田で降りた高校生を見て、この周辺では富士急ハイランドが地元の遊園地なんだな……という不思議な感覚を味わいつつ、快適すぎて気がついたら寝てしまいました。途中公衆立ち入りがあったそうですがそんなことはつゆ知らず。


大月→高尾:JR中央本線

先発は快速|東京 でしたが、これで帰るのも実に味気なさすぎるので、その後続の115系を待ちました。
時間を利用して大月駅周辺を散策してみましたが、案外何もなかったり。マスカット先輩や青梅特快くんに言わせればこの周囲も撮影地の宝庫、なのだそうですがねw

乗車後はぼーっとしていましたが、上野原辺りでマスカット先輩と相席になった辺りからは
ライトノベルやら鉄道やら神奈中バスのことやらで駄弁っておりました。
その時も出た話ですが、相模湖~高尾間は本当に長いですよね。特に、特急に乗っている際に、相模湖だ、と思って下車支度をするとまだトンネルの中、ということがよくありました。……と、そんなことを話したりしているうちに高尾に到着しました。
こちらは高尾で撮影。高尾まで乗ってきた列車です。結果的には行き帰りともに115系のお世話になりました……。

ということで、ここ高尾で今回の新歓は終了となりました。この後は各自帰宅ということに。
私は青梅特快くんと特快に乗車、新宿まで戻り、小田急線で帰路につきました。

今回の新歓は、初っ端から遅延というハプニングがあったものの、余裕を持った行程だったお陰で
なんとか予定通りに回ることが出来ました。やはり、余裕を持ったプランにしておくことは重要
ですね。
また、本来の目的である1年生との交流も良い感じに出来たと思います。ただ、自分からはあまり話しかけられなかったので、普段からもっと積極的に話しかけていくべきだよな-、とは思いました……。
何はともあれ、無事に終了し楽しい時間を過ごすことが出来ました。お疲れ様でした。

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