2011年1月10日月曜日

夏旅行記:2日目(8/10)

2日目です。この日は一日中富山を巡ります。



朝7:00に起床。ホテル併設のサイゼリヤで朝食を食べた後、とりあえずはレアな地鉄の「快速急行」の種別と、キハ58を撮影しに富山駅へ向かいました。
荒町→富山駅前:富山地鉄市内線 
まずは地鉄の市内線でホテルから移動します。
富山ならではの市内移動手段の1つ目、と言ったところでしょうか。昔ながらの路面電車らしさ、が未だに色濃く見えるように思います。
車内は通勤のお客さんで中々混雑。ただ、やはり駅前に行くまえの途中の各所が官庁街/ビジネス街の最寄りのようで、駅前に着くころには大分空いていました。
地元の身近な足として使われているのでしょうね。
あと、実はこれで初乗り200円なので、バスに比べても収益性も上なのではないかと思います。減価償却が済んでいる古い車両が多いのであればなおさらです。もっとも、それが新しい路線(セントラム)の建設や郊外線の補填に繋がっているとも考えられるので、バランスは取れているのかもしれません。

駅前到着後はとりあえず地鉄富山駅へ。地方私鉄にしてはターミナルっぽさが感じられる3面4線の頭端式構造で、自分好みです。



ホーム上の案内などには古さが目立つ一方、案内の液晶が充実しているのが意外でした。宇奈月温泉・立山・岩峅寺の3方向に対して出ている上、岩峅寺には二通りの行き方があるわけですから、これくらいの案内は確かに必要なのかもしれません。
あと、「改札中」の表示がなんとなくいいですよね。良い味を出していると思います。
……こうして時刻表示を改めて見ると、地方私鉄なのに結構な本数が出ていて、かなり高い輸送レベルです。長野電鉄などと同じ位はあるのではないでしょうか?

で、こいつがお目当ての快速急行です。幕とかじゃなくてあくまで前面に紙なのがポイントですよね!
この快速急行は朝ラッシュ時に富山方面のみ走る列車で、通勤通学の需要に対応しています。
2両編成を2つつないだ4両編成で優等列車が走るというのは、それだけの輸送力は必要であるということでしょう。 まだまだ安泰と言えば安泰の証なのでしょうね。 ……どちらかというと都市部の私鉄にありがちな「快速急行」が地方私鉄に導入されているギャップに萌え。

続いては富山駅に移動。もう数少なくなったキハ58系気動車をパシャリ。
……他の鉄研部員に比べると国鉄型に対する思い入れは実に少ない私。あんまりこの車両についても語ることはなかったり。
あ、電車でGO!の初代で散々お世話になった記憶はあります。
嵯峨野線、というか山陰本線ですね。色もこの写真と同じ国鉄色でした。
古いディーゼルカーは電車とは違う独特の味がありますよね。


富山→富山駅北:徒歩 富山駅北→岩瀬浜→富山駅北:富山ライトレール線(ポートラム)
その後はライトレール線に乗ってみよう、ということでイシなんとか先輩と岩瀬浜まで往復してきました。富山ならではの移動手段その2、です。
まず驚いたのは富山駅北の設備。見えづらいですが、屋根の方から霧が出ているのは解るでしょうか。夏の暑さに対して、空調などを入れられないからこそ考えたのだと思いますが、非常にびっくりしました。些細なことかもしれませんが、このようなサービスにこそ企業色が表れるように思います。さて、岩瀬浜に行こうとしたはいいですが、先発は越中中島行き。レアではあるのですが……w また、拠点駅である城川原の手前で折返すのは何故だろう?という疑問も持ちました。それに関しては乗っているうちに解消しましたが。ということで岩瀬浜行きに乗車。色は青でした。ここからの風景の移り変わりが実に面白かったです。
まずは専用軌道で進むのですが、富山駅の北口は再開発されているので、どことなく未来的な風景が展開されます。そして、しばらく行くと旧富山港線の線路に合流するのですが……。
いや、もうなんというか凄いです。駅には古い高床のホームと使用中のLRTホームがあったり、
田園の隣を爆走したり。これまでの鉄道でもありえた風景ですが、それを見る視点が違うと風景も変わって見えるものですね。……そんなこんな進んで行くと、城川原で行き違い。ここで越中中島行きの意味をようやく理解しました。富山駅北-略-越中中島-城川原 という位置関係なのですが、城川原で交換を行っているために、区間運転を成立させるには越中中島で返すしかなかったんですね。
こういった面も考えてみるとやはり楽しいです。同時に単線ダイヤの難しさを感じますが。

終点岩瀬浜に到着後はその列車の折返しに合わせて即帰ってしまいました(ぉ
本当は観光スポット見たかったんですけどね。時間の都合なので仕方がありません。

富山駅北に戻ってきた後は青梅特快くん、関名急行先輩、OBのHIROさんと合流して電鉄富山へ移動しました。
電鉄富山→稲荷町:富山地鉄本線
そしてここからが本日のハイライト。富山地鉄の稲荷町テクニカルセンターを見学させて頂きます。

一応、機密保持のために工場内部の写真の掲載はここでは差し控えさせて頂きますが、内部では検査をしていた鉄道線・軌道線の両方の車両の様子や、ブレーキハンドルの検査、また元西武5000系(レッドアロー)の16010系の内部・屋根上を見学させていただき、普段は絶対に見られないものを見学させて頂きました。
遅れましたが、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
写真は工場入口から撮ったものです。普段は決して取れない構図ですね。……さて、何やらセンター内の自販機に群がる鉄研部員の姿などもありましたが、
先に進んでいきましょう。
稲荷町→岩峅寺:富山地鉄不二越線・上滝線 岩峅寺→立山:富山地鉄立山線
ここからは地鉄でひたすら進み、立山を目指します、が……ここらへんで疲れが出てきたのか、
岩峅寺までは確かうとうとしていました。周りもわりとそんな様子だった気がします。
岩峅寺で立山線に乗り換えました。運が悪いことに、この辺りから雨足が強くなってきたんですよね。 まずは乗り換えの時に濡れないように頑張るのに一苦労しました。
……で、立山線に乗るわけですが。立山近くの風景、晴れてたらなと思わせる絶景が実に多かったんですね。この日一番残念なのは天気だったように思います……。
このころには復活して駄弁ってました。で、立山についたらまあいい時間だったので昼食に。

白エビのかき揚げ丼、です。富山名物の白エビ。勿論美味しかったですし、お値段も700円とお手軽だったのですが……
果たしてこれは富山県であっても立山という場所で食べるのがふさわしいのか!?とか思いました。いや食べる機会これ以降無かったからいいんですけどねw
食事中も鉄研部員は実に独特でした。何故かホットケーキだけで済ましている209系ファンくんや、食事も取らずに爆睡しているfukkuu268先輩とか。fukkuu268先輩は正直ただ寝てるようには見えないくらいで、若干怖かったです(ぇ

ということで食事を終わらせた後は土産物などを物色してからホームへ戻りました。
立山→宇奈月温泉:富山地鉄立山線・本線(アルペン特急)
本日のハイライト2、アルペン特急。…あ、でも乗る前にびっくりしたものを一つ。
何ですかこの高性能液晶w
先ほど電鉄富山でも思ったのですが、地鉄って異様に案内関係に力を入れているように思います。観光客が多い土地柄、また割に複雑な運転系統ということが原因なのでしょうか。
……それにしたってフルカラー液晶2枚で停車駅まで丁寧に案内している地方私鉄なんて、私はこれまでお目に掛かったことがありませんでした。いくつかの大手私鉄であってもこれ以下の水準であるようにも感じます。
こういう所に力を入れていると、利用者側としては非常に分り易いですよね。
ということでアルペン特急に乗ります。16010クルー?と期待していたら、
 はい、見事に期待は裏切ってくれました。
どうしようもないのでこいつに乗って進みます。
車内はかなり混んでおり、座るのは明らかに無理だったので、前の方の座席が無い部分に立って前面展望眺めてました。確か関名急行先輩とかOBのHIROさんとかと一緒でしたかね。
立山線の前面展望、中々面白かったです。
登山線だから当然急勾配・急カーブが非常に多いのですが、それを「大丈夫なのか!?」と言いたくなるような感じで進んで行きます。
また、山岳区間を抜けた後の平地での飛ばしっぷりも中々でした。
立山線の終点、寺田。富山方面はここで乗り換えなので、乗客の半数以上は降りてしまいました。

さて、この寺田。アルペン特急は富山方での本線折返しをして本線に入っていきます。
なんでも、立山線から本線への転線の時間を利用して駅のトイレで用を足す猛者もいるそうです。
……流石に今回そんな人は見当たりませんでしたが。列車は更に進み、上市へ。
アルペン特急は寺田と上市の2回スイッチバックをする、実に面倒といえば面倒な列車です。
乗務員さんが何故か車内ではなく雨降る窓の外をダッシュしていたのがなんとなく印象的でした。
その後も列車は進みますが、あまり乗客に動きはなく、といった所。それが動いたのはJR乗り換え駅である新魚津。東京方面にはこちらが便利だからでしょうか。

その先はあまり動きもなく終点、宇奈月温泉でした……。結局最後まで前の方で眺めてました。
ただ、ここでも雨だったのがとても残念。何も出来ませんでした。
宇奈月温泉→電鉄富山:富山地鉄本線
その後は予定を30分繰り上げてとんぼ返りしました。車内では爆睡……。

電鉄富山に着いたあとは解散し、個々で夕食タイムとなりました。
ここで、「キハ58を駅でバルブ撮影して、ついでにますのすしを買おう」という流れになりまして。

撮影しました。ついでに419系も撮影できてよかったです。これも真っ青になるんでしたっけ……?w
北陸は本当に今しか見られない風景が沢山あるように思います。北陸新幹線開業までにもう一回くらい行ってみたいですね。

結局ますのすしはホテルで食しました。さすが美味いですね。北陸の駅弁一つ制覇でほくほくでした。
その後、有志によるボーリング大会を行いました。結果はぼちぼち……?

周りからは「何故あれでまっすぐ行くのか、そしてちゃんと倒せるのか解らない」とフォームに関して色々言われてしまいましたがw 大分楽しかったです。

この日はイシなんとか先輩、青梅特快豊田行くんと相部屋でした。夜眠れるのか?w と思っていましたが案外大人しく就寝しました。

~3日目へ続く~

結局冬休み中にとか上がりませんでした。無理ゲです!出来るだけ急ぎます。

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